【ポケモンGO】ひろゆき　「ポケモンGOを作ったのはグーグル」　任天堂の功績という捉え方は間違っている。

>>1 の記事の続き

ポケモンの知名度が今回のブームに関係あるかないかと言えば、当然あります。
一役買っていることは明らかですが、その効果は実はさほど高くないだろうと私は見ています。

というのも、ポケモンのスマホ用アプリは「ポケモンコマスター」や「ポケトル」といったタイトルが
すでに出ていますが、どちらも売れているとは言いがたく、Google Playでのダウンロード数を見ると
Ingressを大きく下回っています。
これはつまり、「ポケモンを使えばヒットする」わけではないことを意味しています。
「他のポケモンアプリは一つ残らず全て失敗しており大してダウンロードされていない」ということは、
IngressとポケモンGOのダウンロード数の差は、単にポケモンの知名度や人気によるものではないということになります。

ではなぜこれほどまでにダウンロードされていて、Ingressとの差はどこから来ているのか？
これはポケモンだからどうこうというよりも、「Ingressのシステムはキャラクター物の収集要素と
相乗効果を生みやすく、相性が抜群に良い」ということではないでしょうか。
元々、IngressはポケモンGOにこそ遠く及ばないものの、簡素なグラフィックながらGoogle Playで
1500万ダウンロード突破というスマホアプリとしては突出して多くの人が利用してきたヒット作です。
一方、これまでのポケモンアプリが全てコケていることを踏まえると、Ingressには元々キャラクター収集の
要素を加えれば爆発的に流行るだけのポテンシャルがあり、ポケモンでなくとも、例えば完全オリジナルのキャラでも、
ポケモンとまではいかなくても利用者をかなりの数まで増やすことはできると推察できます。
その上で、ポケモン独自のブランド力が若干の貢献をしている、と見るのが妥当でしょう。

分かりやすく図にするとこのようになります。