【ポケモンGO】レイドリーダーの１日のスケジュールが最早トップアスリートと同等！！

レイドリーダーの日常とはどんなものなのかを知りたいとインタビューを申し込むと彼は快く受けてくれた

「日常…ですか？レイドの時の話ではなく？ハハ、つまらない生活ですよ」

「仕事は一応、親がやってる社員10人ほどの小さな会社に籍はあるけれどレイドに夢中で１日に2~3時間しか会社に居ませんね」

「ハハ、そりゃ親は怒ってますよ。小さな会社で名ばかりとはいえ一応役員の役職なんで。」

「肩書きは専務ですけど、年上の古参社員から【何にも専務】って呼ばれますよ、ハハ」

「肩書きだけ役員でもほとんど仕事してないから給料は20万です。でも田舎町だし独身で実家暮らしだから生活は問題なしですね」

「ポケモンにはレイドパスと孵化装置で毎月3万くらい課金してますね。あとは車の維持費くらいか。酒やギャンブルはやらないからそれでも毎月数万は貯金できます」

「今メンバーは8人です。田舎なんで平日に比較的動ける人を確保するのは大変です」

「メンバーの仕事は様々ですね。僕に近い境遇の人も居るし主婦や学生や、たぶん無職だろうなって人も居ます」

「地元の人は狭い場所柄だいたい知ってますが隣町からグループに参加してる人のプライベートは解りません。レイドだけで繋がってる集まりなんで根掘り葉掘り聞いたりはしないんです」

「親はポケモン辞めろ、仕事をちゃんとやれ、結婚して孫の顔をみせろっていいますねぇ…ハハ」

「辞めろって言われても今はレイド中心に生活してるから中々難しい。たいした事はしてないけど一応グループのリーダーですし、ハハ」

「結婚願望は無いけど子供は欲しいかな。一緒にレイドやりたいんですよ。ポケモン、レイドに関しては英才教育出来る自信が有りますから」

そう言って彼はハハっ、と笑った。

リーダー『あ、良かったらこれ使って下さい。』

リーダーはハンカチを俺に貸してくれた。

ハンカチにはモンスターボール、スーパーボール、ハイパーボールがマジックで書かれていた。

俺はそっとハンカチをリーダーに返した。